軽佻浮薄

イザークディアッカが見つめ合うシーンが頭から離れなくなる
恐ろしいOPに変わって以降
ますます愉快なストーリーを展開するガンダムシードデスティニー。

絶体絶命の危機にシンがスーパーサイヤ人化して
戦略もクソもなく一人で敵を壊滅させた年末スペシャル辺りから
この作品にキャプテン翼の臭いを感じ始めたのですが
今や確信に変わりつつあります。

もはやこの作品の見所は
どこまで本家キャプテン翼に迫れるかの一点に尽きます。

なぜキラやアスランはこうも悩み続けているのか?
簡単なことです。
翼君と若林君がいつも怪我をするという宿命を背負っているのと同じです。
若林君が万全ならどんなシュートも止めてくれます。
翼君が万全なら一人で敵を撃破してくれます。
2人が万全ならもはやサッカーが成立しません。
同様に、キラとアスランが悩まなくなったら
誰もこの2人を止めることができません。
あっという間に世界はこの2人に征服されるでしょう。

ラク
言葉巧みにキラをまるめ込み、思考停止させる姿は
幼い翼君を「ボールは友達」で洗脳し
そのまま大人にまで成長させた
ロベルト本郷とイメージが重なります。

デュランダル議長
いまどき子供でも知っているような戦争論を偉そうに説く姿は、
日向君に全く必要のないポストプレイを教えようとし、
ジャパニーズゾーンプレスという素敵な戦術を掲げた
賀茂監督を彷彿とさせます。

シン
出番の少ない新主人公ということで葵新吾と一見思わせますが、
きゃつはそんなに明るいキャラじゃありません。
陰湿・口だけ・へたれな新キャラと言えば新田しかいません。

陽電子リフレクター
肖俊光の反動蹴速迅砲そのものでした。

イザークディアッカ
日向&若島津
敢えて深くは言及しないでおきましょう。

というわけで、もはやガンダムシードデスティニーが
どのようなラストを迎えるのかは言うまでもないでしょう。
キャプテン翼と言えば「ボールは友達
つまり、みんな仲良くってことですよ。

違う、キャプテン翼と言えば「よし いこう! いこうぜ みんな!」だ
という強者もいるでしょうが、
その場合は、みんなで一緒に滅びましょう、ということでお願いします。

キャプテン翼用語については<a href="http://www.geocities.jp/gedouryuujinjp/capudaijiten.htm" target="_blank">ここ</a>等を参照してください。