こんなものかよ、欧州サッカー

ついさっき日本がロシアに勝ちました。
僕自身の予想では日本が2−0くらいで負けると思っていたので
ちょっと予想外の結果です。
いや、結果よりもむしろ内容が予想外でした。
前半からほとんど日本がボールを支配していましたし、
チャンスも日本の方が多かったです。
これが本当に欧州予選を勝ち抜いてきたチームなのか?
と目を疑いたくなりました。
いくらエースのモストボイを欠いていたとはいえひどすぎます。

日本がリードした後半の終盤はロシアの攻めが続きましたが、
1点リードしているチームが終盤に押し込まれるのは
サッカーでは当然の展開です。
イングランドもアルゼンチン戦でそうなりましたし。(あれは実力差かも?)
しかし、今日の試合は明らかに日本の方が力が上でした。
ロシアは細かいパスでゲームを組み立てようとしてましたが、
前半の途中から日本の速いプレッシャーに圧倒されて
全くパスがつながりませんでした。
フランスレベルになるとあの程度のプレッシャーでも
しっかりパスをつなげるのですが、
ロシアがあの戦術をするには根本的に
基礎テクニックが足りていないんじゃないないでしょうか。
特にDFラインから細かいパスをまわしていくのには驚きました。
あそこからはロングボールを送った方がリスクも少ないし、
展開もしやすかったと思います。
日本は高さがあるわけじゃないですし。

日本が強いのか、ロシアが欧州の中で弱かっただけなのか、
いったいどっちなのでしょう?
もちろん両方なのでしょうけど、できれば後者であって欲しいです。
非国民かもしれませんが日本が強いなんて思いたくありません。
だって、日本はプロが始まってまだ10年たってないんですよ。
そんな国が長い歴史を誇る欧州サッカーと
そこそこ互角に戦えるなんてねぇ。

まあ、クラブだけを見れば欧州のほうが断然強いんでしょうけど。
やっぱりクラブ中心で動いている現代サッカーがだめなんでしょうね。
さらに言えば身体能力、組織力重視で、
テクニックが軽視されているのも大きな原因じゃないんでしょうか。
特に現代サッカーはただでさえ
卓越したテクニックを持っている選手が少ないのに、
その数少ないテクニシャンの選手は身体能力重視の現代サッカーに削られて、
怪我がちなことが多いです。典型的な例はロナウドですね。

日本が決勝Tに進出して、欧州の強豪と当たったときに
欧州サッカーの真価が問われますね。