痛みを知らない大人は嫌い

昨日は『十二国記』を見た直後に寝てしまいました。

まず、ダビからです。
明日〆切の「やさダビBC」の参加はあきらめることにしました。
東京の2000mを走れる馬はうちにはいませんし(苦笑)

続いて『十二国記』の感想です。
普通の話でしたね。
確かにスケールはでかいのですが、
特に驚かされるようなところもなかったです。

悪役的扱いだった巧国(だったかな?)の王様の行動は
その心の貧しさが原因でした。
簡単に言うと「自分がしょぼく思われたくない」。
まあ、誰もが持っている感情でしょうが、
倫理観があれば、あんな行動はせんはず。
天は王にふさわしい人を王に選ぶという話だったのに、
なんであんなのが王になったのかの説明がありませんでした。
天というのはそういう存在だと言いたかったんですかね?
(人間なんか眼中にないとか人間の善悪を超越しているとか)
それとも、2部以降でその辺が明らかにされるのでしょうか?

主人公は結局元の世界に返りたい気持ちを我慢して、
慶国の王になりました。
しかし、元の世界に返りたいという気持ちもまた普通なんですよね。
「これまでの情けない生きかたをやめて自分らしく生きてみたい」
みたいな考えです。
こんな詞をよく見ますよね(笑)
一体自分らしく生きて何がしたいんですかね?
そこから先の考えは見えてきません。
異世界で冒険をして得た答えにしては薄っぺらい結論ですね。

それよりなにより傑作なのは
最初の方で行方不明になった
主人公の同級生の男(浅野君だったかな?)が
それ以降1度も出てこなかったことです。
「もうそろそろ出てくるだろう」
とずっと思っていたんですが、
最後の最後まで出てきませんでした(笑)
2部で出てくるのでしょうが、
それなら最初から2部で登場させれば良いのでは?
しかし、ということはこの作品は最初から
2部も放送されることが決まってたんですよね。
しかも3部もあるっぽい(驚)
それだけ原作が人気があったということなんでしょうか?

9月から2部が始まるらしいですが、
今のところは見る気はありません。
それなりに良い作品だとは思いますが、
特に惹かれるような作品ではなかったです。
絵柄もいまいち好きになれませんでしたし。
まあ、気分次第では見る気になるかもしれませんが。