欺瞞の彼方に逢着(2)

(続き)

この選手の育成はあんまり上手くいきませんでした。
アメリカ留学の2戦目でノーヒットで強制帰国させられ、
(僕の打撃技術だと3・4回に1回はこの辺で失敗しますので
別に珍しいことではありませんけど)
また、空も登場してくれなかったので彼女ゲットに失敗しましたが、
センス○ということもあって能力は順調に成長しました。
しかし、3年目の2試合の中日戦で
野口のスライダーに手こずっていたところを、
9回裏にボール球を投げたはずが
すっぽ抜けてど真ん中にいってしまい、
アレックスに痛恨のサヨナラホームランを喫しました。
他の試合は全て勝ったものの
3点差とか6点差とかあと1点で順位を上乗せできる状況で
力が入ってしまって凡打を連発してしまい、
終戦直前の順位が残念無念の3位でした。
そんなわけで最終戦は猪狩カイザースとの優勝決定戦にならず。
ちなみにこの時点で能力はオールA。
しかも、走力などはぎりぎりAの14ではなく
限界値15に到達と正真正銘のオールAです。
僕のような素人に毛が生えたような実力で
彼女・継承選手なしでここまでいくとは、まさに恐るべし天才型です。
僕には宝の持ち腐れのような選手だったのかもしれません。

で、最終戦にかろうじて勝利し祈るような気持ちで最後の場面に。
経験上、3位で最終戦に勝利した場合は
何度かゲームオーバーを免れていましたので今回も期待したのですが、
やはりゲームオーバーでした。
中日戦での失投さえなければ・・・。
自分の配給ミスではなく、ランダムで起こる不運な失投なだけに
なんとも残念でした。
が、自分の実力ではなく単にこの選手の素質だけで
勝手にオールAに到達したという感じだったためなのか、
この選手にはあんまり愛着がわいておらず、
どうしようもないほどむかつくということはありませんでした。
もちろん悔しいことは悔しいんですけど、
僕はどちらかというと最初の選手の事故のほうが悔しかったです。

あと、僕は攻守どちらの操作にもアナログスティックを使っています。
だいぶ慣れてきたのですが走塁でのミスが相変わらず多いです。
ボタンを間違えてついつい全員進塁や帰塁にしてしまって
走者が挟まれてしょっちゅうアウトになってしまいます。
ちなみに、試合での能力成長が少なくなるらしいですし、
また、僕自身の打撃技術向上を目指していましたので、
ルーキーのお守りは使っていません。