嚆矢(3)

(続き)

ガンダムSEED ★★☆☆☆
これは途中からほぼ全話見ていたのですが、
いろいろ詰め込みすぎて中途半端になったという印象が強いです。
追うものの焦りと追われるもののプレッシャーや
社会集団とそれを構成する個人の矛盾や
戦争反対(アメリカ非難?)や現代科学への懐疑などなど
いろんなことが扱われすぎて、
どこに力点を置かれているのかが明確に伝わってきませんでしたが、
精神の成長の伴わない文明の物理的発展の先に待つのは破綻のみである、
ということが最も描出したかったことではないのかと
僕は思っています。
コーディネーターという、時を越えて肉体的に進化しているものの、
その進化に本来必要な時間を経て成長していくはずの
精神が欠如しているという大きなギャップを抱えた種族の設定、
そして、そのギャップがこの作品のストーリーを展開していくところに
このテーマが体現されていると思います。

ただ、そのストーリーの展開の質があまりに低かった感じです。
十二国記とは対照的に説得力のかけらもない展開でした。
中でも、恐らく主人公と似たように苦悩したはずのクルーゼが
どういう過程でニヒリズムからああいう結論に飛躍したのか、
というのが全く説明されていないために
彼の言動に全く説得力がないのが、
話全体にあほらしさを漂わせていました。
1年間もの放送期間を使ってあんな終わり方もどうかと思いまっせ。

・BPS ★★★★☆
これは最近見始めたのですが、
登場人物・話の展開の仕方・笑いの取り方・全体の雰囲気など
これほど自分にぴったりはまった作品は珍しいです。
OP・EDもなぜか惹かれます。
が、これから毎週見ようと思い始めたところで
早くも次回が最終回とのことでがっかりです。
続編作ってくれませんかね。

▽まとめ▽
想像以上にアニメ関連の話が長くなってしまいました。
普段は全くアニメのことを書いていませんので
書きたいことが溜まっていたみたいです。
ただ、やっぱり見ている作品数自体が少ないですね。
時間に余裕が出来れば見たい作品はあるんですけど。
ゲーム関連(特にダビスタ)の話も当然ながら
書こうと思えばいくらでも書けますが、
具体的な感想やらは過去の日記に腐るほど書いてきましたので、
全体的な感想は今回くらいで十分みたいです。

今年はこの日記にどんな内容を書くのか全く想像もつきませんが、
マイペースで続けていきたいと思います。