涜神(2)

(続き)

そして、ルールは絶えず変化していくため
その時点で浸透している範囲においてのみしか適用できません。
不正の定義が明確に確立されていない時代の生産方法を
現在の基準では不正行為だからインチキである
と単純にはできませんし、
逆に、たとえ不正への絶対タブーという認識が
かつてはある程度共有されていたとしても、
新たなダビ界全体において十分に浸透していないのなら、
その認識を絶対基準とした見方だけでは不十分なのです。

「ルールが存在している」と「ルールが浸透している」
では全く状況が違うのです。
したがって、04ダビ界において
不正がどの程度の“悪”と認識されているか
は非常に重要なことだと思います。
今回の問題で結果的に不正に対する意識が高まったようですが、
過去の作品ではどうもここからがうまくいかず
結局新作では一からやり直しという感じだった気がしますので、
今後はいかにこの意識を広め伝えていくかが大事になるでしょう。

ダビ64。
先週末の成果としては
フォティアンで73−2.75が出たくらいです。
この馬は非父似のくせに気性が最悪でした。
あまりに気性が悪いので気になって調べてみたのですが、
なんと普通型なのにもかかわらず
一杯調教22本でようやく落ち着きコメント・・・。
気性死亡のときにSTが跳ねるというパターンばかりで
何のための母父Unbridledなのやら・・・。
(何より、2.75耐えごときで
跳ねたと言わないといけない状況がむなしいのですが。)
フォティアン通算3000セットに到達したら
再びフォーティ牝作りに戻ろうと思っています。