一栄一落(4)

(続き)

To Heart R ★★☆☆☆
前回の日記で深く触れたように
かなり真面目に見ていました。
それだけにさすがにあの終盤には・・・。
ゴール前にせっかくセンターリングを上げたのに
シュートさえ打たずにチャンスを潰したという感じです。

見た目はハッピーエンドを装っているのですが、
結局、浩之とあかりの関係は
本質的には何も変わっておらず、
何とも気味の悪い終わり方でした。
ほんまに適当にまとめただけのような気が・・・。

それから、この作品の原作はやったことがありませんので
詳しいことは知らないのですが、
元々はキャラクターの魅力を売りにしているんですよね。
が、恐らく人気キャラであると思われるあかり&マルチを筆頭に
誰からも魅力を感じませんでしたぜ。
強いて言うならひたむきな雅史君くらい?
これは致命傷なんちゃいますか。

ただし、中盤までは見所がありましたし、
また、氷上恭子さんとか今井由香さんとか
懐かしい声が聞けましたので、
私的には全体としてはまだましな部類ですかね。

ガンダムSEED DESTINY ★★★☆☆(鑑賞中の印象)
前作に引き続いて
社会と個人、現代文明とそれを用いるものの精神
が基本路線でしょうか。

ただ、最近は、アスランが新たな自分像を追求しているにもかかわらず、
周囲に映る彼は、優秀な軍人としてのアスラン
独裁者の息子としてのアスラン、といった感じで
自分自身の中にある自己像と客観的な自己像との相克に
苦しむという描写が続いていましたので、
今回はさらに「自己とは何か?」でも
扱おうとしてはるのでしょうか。

が、仮にその路線で進むなら
主人公シンの出番はさらに減りそうですなぁ。
いっそのこと主人公降板しますか。
あの製作者達ならありえんこともなさそう。

それから、以前も書きましたが
この作品には「実は生きてた人」に期待しています。
桃白白型(元実力者が忘れ去られた頃に場違いな復活)に
当てはまりそうな前作の地球軍の3バカトリオが
終盤で無意味に復活してくれたら最高なんですがねぇ。

最後に、この作品は前作では私的なお気に入りキャラが
誰一人いなかったのですが、
今作ではルナマリア姉ちゃんが気に入ってしまいました。
アスランを寝取る役なんでしょうか?
そう言えば、この姉ちゃんを見ていると
なぜかパワプロ10の空を思い出してしまいます。
同じ姉ちゃんだから?

(続く)