顕揚(2)

(続き)

話はやや変わりますが、
なぜこういった問題に多くの人が沈黙を保つのか
というのは、
単に「厄介ごとに巻き込まれたくない」
というだけでないと思います。
こういった問題においては
「自分の不用意な発言が誰かの人生に影響を与えかねない」
ということを認識していて、
自分の発言にそれだけの責任を背負い切れないからこそ
敢えて沈黙を保っているという人も多い
と僕は思っています。
(だからこそ、こういう問題になると
匿名性の高い2ちゃんねるに人が集まるのだと思います。)

特にダビ界は厄介なもので
ある程度地位のある人が発言したことは
その内容に関わらず自動的に「正しい」と思れがちです。
だからこそ地位のある人は
より自分の発言に気を使わないといけません。
地位に責任が伴うのはダビ界でも同じだと思います。

しかし、沈黙を保つだけではなかなか事態は変わりません。
事態を変えようと思うと
やはり何らかの動きが必要になるのですが、
その際は上記のようなリスクから逃れられません。
本当に難しいところです。

ちなみに、僕は地位はありませんでしたが、
これまで不用意な発言を何度もして
様々な人に迷惑をかけてきました。
そして、僕が気付いていないところでも
知らず知らずに誰かに迷惑をかけてきたことがあると思います。
皆さんにはこのようにならないように心がけつつ、
必要と感じたときは何らかの動きをとって欲しいと思っています。

※補足
・理論未解明による問題の一つの例
97でのニトロ理論解明前に
ある人が取り組んだのがたまたま高ニトロ配合で
その配合で高SP馬が出ていたとしましょう。
高ニトロ配合をやってない人には
「あんな馬出るわけねぇ・・・」
となるはずです。

当時は、面白・インブリ・ニックス・繁殖能力などが
全てだと考えられており、
血統構成、つまり後で言うニトロが違っていても
上記の要素が似たような条件なら
大きな違いは生じないはずである
と考えている人が多かったのです。
実際、当時の僕もその一人でした。

実は現在はそういう状況なのかもしれない
という可能性もあるわけです。
血統の微妙な違いが決定的な違いになるような理論、
もしくは全く想像がつかないような理論が
04に隠されていても何の不思議もないのですから。