金科玉条(2)

(続き)

まず60−3くらいの無難なマルゼン牝で
両ゼルクリエイターの壁に屈し、
SP・ST共壁付近の牝馬
STのみ壁突破した牝馬で妥協した結果、
次のステートリードンで完全に死亡(笑)。
確かにここでは両ゼルが外れているため
運次第では何とかなるのかもしれないのですが、
完全に運に委ねざるを得ないという感触で
引くべくして引けそうな手応えはとても感じられませんでした。
ただし、ここでのステートリードン生産から
前者のようなタイプの繁殖では話にならないものの
後者のようなタイプには可能性を感じ、
ST壁突破に壁付近のSPが備わったクリエイター牝なら
ステートリードンも十分に攻略できると踏みました。

しかし、クリエイターは両ゼル。
以前の中途半端なマルゼン牝では
そんな能力はとても引けそうな感触はありませんでした。
あくまで狙いはST壁突破で
もっとSTのあるマルゼン牝なら
その可能性が高まるのではないか、
ただし、SPも最低でも前回の手応えは維持したい、
ということで、KSP63以上の4耐え近くを目指し
ひたすらマルゼン牝生産をすることを決断しました。
多重クロスのマルゼンなら
この程度はすぐ出ると思っていたんですよ。
しかし、現実は厳しく
この決断の瞬間から僕は繁殖バカの道を歩むことに(笑)。

4耐えまで出るはずなのに
3.5耐え以上が全く出なかったんですよ。
結局、母母母生産にもかかわらず
5000頭↑を費やすことになりましたが、
ここでついに神が降臨しました。
なんと通算2頭目に確認した3.50耐えが
配合限界のKSP67。
しかし、この馬はそれだけではありませんでした。
なんと健康Cのマルゼン産駒にして丈夫コメント。
そして、現在の僕の手元の〆の最強馬達に混じっても
右2の印が▲以上という極上の気性。
(これは僕の〆馬達の気性が悪いのもあるのですが(苦笑)、
実際に限界付近の気性だと思います。)
間違いなくダビ人生で最強の引きでしたし、
ダビ人生で〆を含めても最も思い入れのある馬です。

(続く)