抄録(2)

(続き)

64に関してもそれ以前の旧作の情報等に依存した
曖昧な常識が多く、
本当のところどうなっているのかに関しては
実はほとんど検証されていないのが現実だと思います。

例えば典型的なものがTSL。
これは人によって
「99&WINと変わっていない」
「存在しないか64では到達できないほど高い位置にある」
など大きく意見が分かれていて、
実は64以降ではまだはっきりとした定説が
確立されていないのが現実なのではないでしょうか。
その理由は単純にどの意見にも
それを裏付ける客観的なデータ等が存在していない
ことにあると思われます。
(実は、僕の知らないところでそういうものが
存在しているのかもしれませんが・・・。)

しかし、確かにTSLの位置まで確定するとなると
正規の方法では限りなく不可能そうですが、
「そもそもTSLが存在するかどうか」については
そこそこ高能力でかつそれなりに能力差がある
同血統繁殖2頭を用意して
1耐え率2耐え率やらのデータを集めれば
あっさり答えが出る気がします。

別の例としてニックスもあります。
普段の手応え(STで言うなら2耐えとか3耐え)がよくなるだけで
爆発には関係ないというのをよく見ますが、
この辺も実は真相が分かりませんよね。

他にもインブリの本数・濃さは
健康とどのような関係があるのか
など何となくイメージしかなくて
本当のところは実は分かっていないことが
数多く存在するわけです。

ということで
可能な限りそういった基礎的なところの問題を
意識して生産に取り組もうと思っているわけです。

とりあえず、TSLの検証方法については
すでにだいたい決めていますから、
まずはそこから取り組もうと思います。
合計300セット分のデータで
おそらくおおよその結論は出せると踏んでいます。
これからテスト勉強と並行して
少しずつやっていこうと思っています。
大逃げ配合に取り組むのは
その後ということになると思います。