die Zauberin (1)

冬休みに入ったら入ったでバイトに追われているのですが、
そうは言っても課題連発の大学生活に比べればだいぶましで
帰宅後は毎日のんびり<a href="http://www.bbm-japan.com/magazine/q-baseball/" target="_blank">ベースボールマガジン増刊</a>を読んで
懐かしさを味わっています。

ということで久々に時間に余裕がありますので
アニメの感想をまったりと。

D.C.S.S.
さくら復帰以降ようやくまともな話になってくれて
かなり期待したのですが、
想定していた悪い方の展開になってしまいました。

さくら復帰以降、
前作で魔法の悲劇を経験しているさくらの価値観と
魔法の可能性を信じて疑わないアイシアの価値観との対立
という非常に面白い構造でした。
ここからどのように展開するかとして
私は以下の2通りのパターンを予想していました。
一つ目は、さくらを前作の苦悩を経て成長した大人という立場、
アイシアを子供という立場において
さくらがアイシアを諭すというオーソドックスな展開。
もう一つは、大人のふりをするさくら(およびその他のキャラ)と
純粋な子供としてのアイシアの両者の考えを
真っ向から衝突させるという展開。

ラスト数話付近までは後者の展開になりそうな雰囲気もあり
それらしき伏線(さくらが小さいまま?)もあったのですが、
その伏線は完全に放棄され(?)、
無難な前者路線へ逃げたという感じでした。
ラスト数話とそのちょっと前の脚本を書いている人が違うようで
その辺の事情があったのかもしれませんが、
後者的展開なら名作に化ける可能性も感じられただけに
もったいない終わり方に感じました。

全体として見ると
序盤〜中盤の内容が皆無だっただけに
1クールでキャラクターももっと減らして
密度の濃い作品にした方が良かったと思います。
まあゲームのプロモーションを兼ねて
無理やりにでも全キャラクターを
登場させないといけないといった事情があるのかもしれませんが・・・。

もう一つ面白かったのは、
純一が徹底して情けない描かれ方をしていたこと。
意味もなくもてるキャラという記号的存在としてのみ
作品に存在している感じがして、
わざとそう描いているとしか思えないくらいのダメっぷりでした。
我々オタクに対する皮肉でしょうか(笑)。

以下キャラクターごとにもう少し。

(続く)