die Winterferien (2)

(続き)

フルメタルパニック(アニメ)
詳細な感想は<a href="http://www2.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=136840&log=20051029" target="_blank">以前</a>書きましたので軽く。
作品内容は見直したものの
ラストの強引さはガンダムSEED DESTINYといい勝負な上に、
伝わってくるものもあまりなく、
昨年度の他作品の質の高さも考えるとやはりいまいち。

ガンダムSEED DESITINY(アニメ)
私的には無難な作品だったと思うんですけど、
かわいそうなくらい世間では評判が悪く
ガンダムという名前の大変さを感じさせる作品でした。

叩かれている理由は色々考えられるのですが、
ラストの終わり方、ラクス・キラらの描かれ方
辺りが一番大きそうな部分でしょうね。

テーマ的に見れば終わり方も破綻しているわけではなく
途中からは運命を超えての自立を一貫して描いてきたわけですから
(ラストでは運命を超える自己を「明日がある」と表現し直しただけ)
むしろ無難にまとまっていたと思うのですが、
他の方の感想を見る限り、
物語としてはやはり一般的にはひどかった模様。
僕がこの辺をあまり気にならなかったのは
真面目に追っていたのは内容だけで
物語はキャプテン翼と重ね合わるなどして
ギャグとして見ていたからでしょうね(笑)。
真面目に見るとふざけんなと言いたくなるような
展開の連続ですもんね・・・。

それから、ラクス・キラらは真面目に見ると
確かに非常にむかつくキャラですよね。
論理性が全くないくせに
偉そうに概念だけを主張している人の典型的なパターン。
ただ、これって制作者側が
わざとそう描いていたんだと思うんですよね。
キラ・ラクス側は
具体性はないくせに理想だけを語る若者を
象徴しているんじゃないのかなぁと。
視聴者がそうすることが自己批判にほかならないことに気付かずに
キラ・ラクスらを叩いているのを見て
制作者側はニヤッと笑っているんじゃないでしょうか。
意図的としか思えないネタの連続といい、
どうでもいいところは無駄に力を入れて作られていましたから
これくらい考えていても不思議はありませんしね。
そんなつまらんことで楽しむなら
物語に力を入れろよ、とは思いますけど。

ダ・カーポS.S.(アニメ)
<a href="http://www2.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=136840&log=20051229" target="_blank"> 昨年末</a>に詳しく書いたので省略。

(続く)