mors (2)

(続き)

推理ものとして見ると
密室的状況で無理やり納得させられた金田一とかとは全然違って
自由自在・変幻自在の展開でなんとなく騙されたみたいな感覚でした。
全宇宙をノストラダムスと人類滅亡に集約させようとするキバヤシ
地球→宇宙→裏宇宙と世界に対する自由度が高いガモウひろし
の違いに由来するものと思われます。

(以下ややネタばれ)

さて、基本的に僕のこの作品の見方は最後まで
<a href="http://www2.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=136840&log=20041217" target="_blank">この時</a>から変わりませんでした。
ということで、基本的にこの考え方に即して
感想もまとめてあります。

この作品の終盤を見ていて
何かに似ているなぁと思っていたのですが、
ガンダムSEED DESTINY』ですよ。

絶望に満ちたこの世界を変えるために
既存の価値体系に代わって
新たな統一的な価値観を構築しようとした人間
デスノートでは月、ガンダムでは議長)の野望が
既存の価値観を生きる天才によって打破され、
再び人々は混迷の世界の中を生きていくことになる、
両作品とも基本ラインはこんな感じだったと思います。

しかし、こう考えると同じような内容なのに
ギャグにしか見えなかった『ガンダムSEED DESTINY』の
ストーリ展開のショボさが改めて際立ちますね・・・。

ところで『ガンダムSEED DESTINY』は
画一された世界を否定し混迷に戻る世界を描き、
苦悩しつつも明日を求めるのが人間のあるべき姿である
と最終的に言っていたわけですが、
では『DEATH NOTE』はどうだったのでしょう?

以下暇な人オンリー向け。

<a href="http://www.geocities.jp/a_cheeky_angel_0001/death.htm" target="_blank">もうちっとだけ続くんじゃ</a>