froh (2)

(続き)

こんな感じで対戦モードを始めたばかりの頃は
自分がこれまで培ってきたテトリステクニックが
全く生きてこないことに愕然としました。
そんな時、ふと相撲に似ているなと思いました。
最初の積みはまさに相撲の立会いみたいな感じで
このレベルに決定的な違いがあれば
もうその瞬間で勝負は決するのです。
立会いで相手の動きをある程度止めなければ
技術など何の役にも立たないわけです。

それから地道に練習を重ねて積み能力を強化し
徐々に対戦能力も成長し
様々なレベルの人と対戦したのですが
改めて相撲に似ているなぁと思ったのです。
ということでテトリスDSの対戦モードの様々なプレイスタイルを
相撲に例えて分類してみました。

・立会い勝負型
相撲で言うなら出島みたいな感じ。
積みの速さは非常に速いのですが、
最初のテトリス攻撃で勝負を決められず、
逆に相手の反撃で送り込まれたブロックの形が複雑になると
このブロックを崩していく技術がないため
そこから次の手がなくなることが多いです。
しかし、相手の反撃で
たまたまテトリスのしやすい形でブロックが送り込まれると
再びテトリス連発で勝機も。
まさに出島ですね(笑)。
このタイプの人はレーティング6000くらいまでは
問題なくいくのですが、
積みの速さだけで圧倒できないレベル
(レーティング6500クラス)になると
壁に突き当たると思われます。

・後半勝負型
基本的に僕はこのタイプです。
相撲で言うなら四つ相撲で太田勝こと旭天鵬みたいな感じ。
積みの速さは普通。
しかし、複雑なブロックを崩していくテクニックがあるため
相手の攻撃で複雑な形にブロックが送り込まれてきても対処可能。
そこで自分の形に持っていければ強さを発揮。
ただし、かつての僕のように積みがあまりに遅すぎると
全く技術が活かされません。
このタイプの人は積みの速度がある程度あれば
あとは技術がどれほどあるかでレベルが分かれてきます。
レーティング6000〜7500くらい。

(続く)